3/12リリースの処方オーダーRpリリース以後、外用薬に対して用法が入力できなくなっていましたが、内用薬と同様に用法を指定することができるようになります
用法を入れた外用薬は、カレンダービューでも日数分のバーが表示されます
リリースの背景
以前の仕様では、外用薬オーダー時に「総量×日数」を入力する誤った仕様になっており、誤認リスクや誤算定のリスクがある状態でした。(顧客環境内で誤用を疑われるオーダーが一定数あったり、実際にいくつかの医療機関から改善の要望を受けていました)
上記より、一連の処方Rp対応にあわせて入力方式を「総量」のみに直し、リスクがない状態を目指しました
しかし、用法を指定したい薬剤では不都合が生じたため、内服用法を指定できて且つ正しい算定ができるよう今回の改善に至りました
用法を入力したい外用薬は、施設薬剤にて剤形を[内用]として登録します
オーダー時に内用薬と同様に用法の入力欄が表示可能です
あくまでもシステム登録上の対応ですが、外用薬に対して内服用法を入力する方法は他ベンダー等でも一般的なため、監査や臨床上で問題になる事はありません
なお、本方法でオーダーした場合やコスカレにおいて当該薬剤を手入力した場合は、診療識別が21で反映します
外用薬として実施される場合は、コスカレ上で都度診療識別を23に修正する必要があります。(マスタ上は外用でも内用でオーダーする薬剤は実際に存在するため、システム側で一律23に変換することはできません。)
メリット/デメリットです。院内の状況に応じて運用をご検討ください
《施設薬剤に内用として登録する場合》
〇 外用薬で用法・日数を指定してオーダーが可能
〇 カレンダービューで日数分の表示が可能
✕ コスカレで診療識別を適正なコードに手修正する必要があります
《施設薬剤に内用として登録しない場合》
✕ 外用薬に用法・日数を指定したい場合、備考欄等に入力する必要があります
✕ カレンダービューでは処方日のみしか表示されません
〇 コスト連携上での問題はありません
今回は可能な限り早く対応するべく、他社ベンダーの機能に合わせた形で暫定的な機能としてリリースします。
年内を目安に、算定時の手修正が発生しないようにシステム側で処理できるよう機能改修を行う予定です。
機能改修が行われるまでは、院内にて施設薬剤に内用として登録する場合、登録しない場合の運用を採択するかは状況に応じてご検討くださいますようお願い致します。