Henryにて既存の外来セットを新機能でご利用いただけるよう、移行作業を実施しました。その際、セット機能の仕様変更等により、既存セットは完全に同じ形では移行がされておりません。
下記の方針に則って移行がされている旨をご理解いただき、また、留意点を参考のうえ、医療機関様でも確認と必要に応じてセットの修正をお願い申し上げます。
下記にあてはまる場合、「会計依頼」に移行しています
処置、手術、画像診断、骨塩定量のブロック
処置・手術については「会計依頼」から入力することで、正しい診療識別になります
入院で「生体検査」から処置・手術の入力をしている医療機関様について、外来でも同様に「生体検査」で処置・手術のセット作成・オーダー実施も可能ですが、その場合、会計時に診療識別の修正が必要になる点をご留意ください
複数のオーダーカテゴリにまたがるかたちでブロックを作成している場合
【留意点】注射ブロックの中に点眼薬が入っているなど、複数のオーダーカテゴリをまたがるものは、「会計依頼」でしかセットが作成できません
検査時に利用する薬剤のみでブロックを作成している場合
【留意点】薬剤のみを検査オーダーとして作成することはできません
元のセットから正しいオーダーが判断できなかった場合
有効期限切れの薬剤、コメントが入っていた場合
その他、各検査で入力できないコストがあった場合
B-V、鼻腔・咽頭拭い液採取、外来迅速検査、等
医療機関や検査会社によって設定が異なるため、上記の例でも会計依頼ではなく各検査オーダー内に移行されている場合があります
テキストで記載していたものは全て、「外来診療録」にまとまったかたちで移行しています
同じフォルダに同名のセットが存在した場合、片方のセット名称の後ろに「2」と付けるなど、名称を一部変更しています
外来リニューアル以降、入力ミス防止のため同名のセットは作成できなくなります
【臨床向け】数量が未入力で作成されたブロックについて、一部「1」を入力して作成しています
酸素や麻酔など、数量が未入力のままでは作成できない一部のブロックについては、便宜的に「1」を入力している場合があります
【臨床向け】用法が未入力で作成された薬剤のコストについて、一部仮の用法を入力して作成しています
用法が未入力のままでは作成できない処方オーダーについては、仮の用法を入れたうえで、誤りのないようオーダーの備考欄に「用法は移行時に仮で入れているので変更してください」とコメントが入っています
【臨床向け】注射の手技の追加をお願いします
移行後の注射オーダーは手技が入っていない状態になっています。旧セットの注射手技を注射オーダー上どの手技に移行するべきかを一律に判断できないためです。
手技の設定がないセットをカルテに挿入すると、添付の画像のようにエラーとなります。カルテ上で修正するか、セットを修正してから使用してください。
【臨床向け】場合によって、生体検査オーダーから出せない検査項目があります
入院の生体検査オーダーのカテゴリを詳細に設定している医療機関様について、外来のみで利用している生体検査の項目が出せない場合があります
外来のみで利用し、入院で利用していない検査項目は、カテゴリ設定がされていないため、生体検査オーダーから出せない状態です
一時的にセットは会計依頼にて登録しておりますが、各検査項目についてどのカテゴリから出したいかをご連絡いただけましたら、生体検査オーダーから入力できるよう、設定いたします
【医事向け】T-Mと組織診断料などのコスト組み合わせについて、セットの構成によっては算定単位がまとまって会計が反映される場合があります
集計先識別が60番のT-Mと組織診断料など、コスト組み合わせによってはレセプト提出上は問題ありませんが、算定単位を独立させたい場合は当該コストをドラッグアンドドロップする、または右クリックから「算定単位を分割する」を選択ください
外来管理加算など集計先識別が11番〜14番のコストなど、算定単位を分割する必要があるものについては、会計時にバリデーションメッセージが表示されます
必要に応じてセットの修正をお願いします
【医事向け】セット登録時に「出来高で算定」を選択するメニューはなくなりました
会計画面にて都度操作いただくようお願いします
【医事向け】自動算定項目のみで構成されるセットは作成できなくなります
他の項目と組まれているセットについては移行しておりますが、自動算定項目のみで構成されたセットは移行しておらず、また、外来リニューアル後は作成できなくなります