Henry ヘルプセンター

【看護師向け】【入院】3点認証・実施管理が出来るようになります

永井 彰2025-09-05

■ 実施管理

  1. Henry上で注射の実施記録を作成することができます

  2. Henry上で注射の実施状況を確認することができます

  3. 予定時刻から一定時間が経過すると画面表示が変わり、投与忘れの予防に役立ちます

  4. 入力された実施記録に基づいてコストが自動計上されるため、未実施分を後から修正する必要がなくなります

■ 3点認証

  1. 3点認証を使用することで、投与予定の注射と患者さんの取り違えリスクを最小限に抑えることができます

  • 導入の可否は、各医療機関様にてご判断いただけます

  • 安全性確保の観点から「実施記録」「3点認証システム」の利用を推奨しております

  • 実施記録の残し方は2通りあります (A)3点認証システムを利用 (B)カレンダービューより実施

  • 本機能の導入有無による、今後のシステムリリースへの影響はございません

Henryには注射の実施管理機能がなかったため、注射処方箋の実施管理欄やデータタブに専用ページを作成して記録していました。また、中止や未投与時に医事課の方がコストカレンダーを手動で修正する必要がありました。

■実施管理

Henry上で注射の実施記録を残せるようになり、実施状況もリアルタイムに確認できるようになります。これにより、記録の管理やフォローが従来より容易になります。

また、入力された実施記録に基づいてコストが自動計上されるため、未実施分を後から修正する手間がなくなります。

さらに、予定時刻から一定時間が経過すると画面の表示が変わり、未投与のインシデントを未然に防ぐことにつながります。

■3点認証

3点認証システムでは、バーコードリーダーを使って、患者様のリストバンド、あるいはベッドネーム、そして注射ラベルを読み取ります。 これにより、患者の取り間違えのリスクを大幅に下げることができます。

手順

  1. 実施者初回ログイン

  2. バーコードリーダーを使用し患者のIDを認証(リストバンドもしくはベットネーム)

  3. バーコードリーダーを使用し注射ラベルを認証

  4. 6Rの確認後、注射薬を投与する

  5. 「実施を記録」をクリック

※下記3点認証のイメージ(実際はバーコードでの操作になります)

手順

  1. 該当する薬剤を選択し実施画面を開く

  2. 6Rの確認後、注射薬を投与する

  3. 「実施を記録」をクリック

※3点認証システムご利用いただく医療機関様でも、バーコードリーダーの調子が悪い時など、状況に応じてカレンダービューからの実施記録は可能です

カレンダービューで実施状況の確認ができるようになります

補足:注射薬投与時に、前回分が実施されていない場合、注意アイコンが表示されます

特に隔日投与、週3日投与などの変則的なオーダーについては以下のように作成してください。

例)7/23(水)〜28(月)まで隔日で投与する場合

正しい作成方法

7/23(水)の1日分で作成し、その他の日付分である7/25(金)、7/27(日)投与分のオーダーを作成する。オーダーの複製機能をご活用いただくことで、簡単に作成できます。ぜひご利用ください。

データタブ上右クリックで、スムーズに複製(DO)することが出来ます。

誤った作成方法

開始日を7月23日(水)とし、6日分のオーダーを作成して補足欄で確実投与である指示を入力した場合、本来投与しない7月24日(木)、7月26日(土)、7月28日(月)にも実施欄が作成されるため、誤投与のリスクが高まります。

※コスト連携は実施した分のみが対象となります。未実施のままにしたりスキップ記録を行うことで誤連携を防ぐことはできますが、臨床上は望ましい運用ではありません。

監査機能につきましては、薬剤師様向けにご案内しているリリースノートをご参照ください。

推奨端末につきましては、全体向けにご案内しているリリースノートをご参照ください。

実施記録を登録した後は、誤ってオーダーを修正することを防ぐため、そのオーダーの変更や取り消しはできなくなります。そのため、変更や中止する際は該当するオーダーを中止した後、新しくオーダーを入れなおしていただく必要があります。

注射の実施管理機能で選択いただけるのは以下です。

  • 実施管理機能

    • 使用する / 使用しない

  • 注射の実施記録方法

    1. 3点認証システム

      • ご利用には 処方監査機能の利用 および 注射ラベル発行の利用 が前提となります

    2. カレンダービュー から実施